【校長日記】 3体の馬頭観音
- 公開日
- 2016/05/06
- 更新日
- 2016/05/06
校長日記
今日のマラソンパトロール(マラソンあいさつ運動)は、曽本から小折を抜けて北山、本町、小郷の7km弱を走りました。
曽本にある神明社の摂末社を見てみました。
摂末社とは、通常、本殿の横に祀られている社です。
南から津島神社、地蔵、南無天満大自在天神でした。
北側の「南無 天満大自在天神(なむ てんまんだいじざいてんじん)」
は興味深いですね。いわゆる天神さまです。
「南無」は「信仰します」という意味の仏教語です。
大自在天(だいじざいてん)はシヴァにして観音の化身。
いったい、天神様は「神」?、それとも「仏」?
神仏習合がそのまま残っています。
たいていの神社には摂末社(脇にある祠)があります。
何が祀られているか、ぜひ見てみましょう。
今日は、新たに馬頭観音を3体発見しました。
写真中は、小折東Aの集合場所です。
左の祠の中に、馬頭観音がありました。
前にも紹介しましたが、日本の近世以降では、国内の流通の担い手は馬でした。今の自動車にあたる存在で、その重要性は十分理解できます。
そこで、往来の安全を祈願する意味に加え、亡くなった馬の供養として馬頭観音が多く祀られました。
馬頭観音が多いところは、近世の交通の要であることが多いのです。
写真下は、松岩寺です。
2体の馬頭観音がありました。
これで、布袋小校下で7体見つけました。
まだまだありそうです。