虫を触れない大人たち
- 公開日
- 2016/06/17
- 更新日
- 2016/06/17
家庭で育つ
先ほど、農園でバッタを捕まえた子どもたちの写真を紹介しました。
今思い返すと、とても懐かしい気がしました。
私(校長)たちの世代は、誰もが昆虫採集をしていたように思います。
夏休みの自由研究で、一度は昆虫採集の標本を出したのでは?
かつては、「昆虫採集セット」として、虫眼鏡に加えて、注射器と注射針、赤と青の液体(防腐剤?)が入ったものが売られていました。
夏休みの日誌にも、当然のように虫を捕まえる話が載っていました。
「昆虫採集セット」は今も売られているのかな?
注射器は使い方を誤ると危険ですよね。
実は、前の職場で夜仕事をしていたら、開いた窓からコガネムシが飛んできました。
そうしたら、若い子たちはパニック状態。
私が手で捕まえて窓から逃がしてやると、尊敬するような目で見られました。
「手で触れるのですか?」
ゴキブリならともかく、コガネムシ、カナブンです。
「当たり前だよ。触るよね」
と聞いたら、同意したのは昭和30年代から50年代生まれ。
少なくとも、コガネムシは子どもに大人気のカブトムシと同類です。
「タマムシ」もコガネムシとよばれ、あの法隆寺に伝わる国宝中の国宝の一つ、玉虫厨子にも使われました。
そんなコガネムシが触れない?????
そういえば、5年生の野外学習でも、「虫、怖い!」と言った子が何人もいましたね。
かつて読んだ本に、名和昆虫博物館の館長だった名和 秀雄先生の『子どもの目が輝くとき』中央法規出版があります。
子どもが、虫採りをする大切さが書かれていました。
名和先生の講演を聞いたこともありますが、その時にもそのような話をされました。
子どもが捕まえた虫は、多くは育てきれずに死んでしまう。
しかし、そこで死を見つめ、命の大切さを学ぶ。
簡単に言うと、バランスのとれた情緒が育つということです。
かつては夏休みには、虫かごと網を持って虫採りへ行きました。
布袋小校区には、まだまだそのような場所はあります。
夏休みには、ぜひ、親子で虫採りをやりましょう!
健全な子どもたちの育成のために・・・。