【校長日記】 英国がEU離脱へ
- 公開日
- 2016/06/25
- 更新日
- 2016/06/25
校長日記
2016年 世界10大ニュースのトップがほぼ決まりました。
英国がEU離脱へ
まずは、今朝の社説の見出しを見てみましょう。
朝日新聞
英国がEU離脱へ 内向き志向の連鎖を防げ
読売新聞
英国EU離脱へ 世界を揺るがす残念な選択だ
毎日新聞
英国EU離脱へ 混乱と分裂の連鎖防げ
日本経済新聞
英EU離脱(上)世界経済と秩序の混乱拡大を防げ
産経新聞
英国のEU離脱 欧州統合の理念失うな 主要国は協調し混乱抑えよ
中日新聞
歴史の歩み戻すな 英国がEU離脱
通常の社説は2本で一組です。
今朝は、全社が1本もの。
しかも主旨は似ています。
あまりにも大きな決定でした。
しかも、ロイターが伝えるように、英国は分裂する可能性もでてきました。
スコットランド行政府のスタージョン首相は、「スコットランドで英国からの独立の是非を問う住民投票を再び実施する可能性は非常に高い」と言っています。
スコットランドでは、今回の国民投票で62%がEU残留を支持しています。
北アイルランドも同様です。
今回の経緯から、住民投票を阻止する事は難しいでしょう。
アメリカ大統領選にも影響を与えるのは必至です。
同様の主旨を訴えているトランプ氏に有利か、またはその反動でクリントン氏に有利に働くかは分かりませんが・・・。
今回の結果は、世論調査の振り子現象があったような気がします。
直前の世論調査で残留派が優位だったために、中間層の一部が振り子の役割をし、離脱派に回ったためだと思います。
世論が拮抗する場合、よくある現象です。
結果がもたらす大きさに一番青ざめているのは、英国国民ではないでしょうか。
保護者のみなさん。お子さんに今回のことを上手く説明してあげてくださいね。
写真は、現在のロイター通信のTOPページを引用しました。
出典は http://jp.reuters.com/
※ 英国の情報は、ロイターが強いのです。