【校長日記】 たてわり遊び
- 公開日
- 2016/07/13
- 更新日
- 2016/07/13
校長日記
昭和60年代に布袋小学校に在籍していた方は記憶にあるかも知れませんが、当時、児童会主催のたてわり遊びの時間がありました。
確か「なかよしタイム」という名前だったと思うのですが(違っていたら教えてください)、昼休みに「さあ みんながみんなが あつまった♪」の替え歌が流れると、全校児童が一斉に動いて、1年生から6年生の児童が所定の場所に集まり、それぞれでリーダーの元で遊ぶというものです。
当時、私と熊澤光浩先生が児童会の担当の時に始めたので、よく覚えています。
飯田敏晴校長先生でした。
それと形は違いますが、今日、昼休みを利用して、たてわり遊びがありました。
運動会の4色の組み合わせで、グループごとに教室に集まり、自己紹介の後、2種類のゲームを楽しみました。
学校は小さな社会です。
集団生活を送る中で、小さなトラブルを何度も経験します。
それをくり返し、社会の中で生きる力を育んでいきます。
たくましくなっていくのです。
今、よく起きているトラブルとは、通学班の中でのことが大半です。
教室は教師の目があり、トラブルは置きにくい状況ですが、登下校時には教師の目はありません。子どもの世界です。
私の頃は、帰宅後にはそのメンバーで群れを作って遊んでいたので、トラブルはとっくに乗り越えています。
しかし、今は、地域の中で異年齢で群れを作って遊ぶことはほとんどありません。
登下校だけの関係なので、トラブルも起こるのも無理はありません。
下級生が上級生を慕い、高学年が下級生をいたわれば、トラブルなんておきないと思うのですが、実際はそんなに甘くありません。
上級生の言葉に下級生が反発し、それに対して上級生が怒る・・・・という構図が多いのです。
お互い、慣れていないのです。
今日をスタートとして、これからも運動会の色グループを利用したたてわり遊びをおこなっていく予定です。
その経験を積み重ねていくことで、自主性や、互いに思いやる心が育っていけばと思います。
今日は、初めてにしては大成功だったと思います。