ポンペイの不思議−5−
- 公開日
- 2016/08/13
- 更新日
- 2016/08/14
校長日記
2002年に名古屋でポンペイ展が開かれた時、朝日新聞に依頼されて、仲間と共に7回にわたって紙上に連載した原稿を紹介しています。
今回は「医学」がテーマです。
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医 学
帝王切開、ヘルニア治療、白内障治療のための水晶体除去、尿道結石の除去、美容整形、頭蓋骨の手術、脱臼や骨折・・
これは、総合病院の案内ではありません。
何と、2000年前にポンペイで実際に行われていた医療なのです。
そのレベルの高さには驚かされます。
ローマの医学は、ギリシアから輸入されました。
帝国の領土拡大政策により戦争が増え、負傷者を治療するために発達しました。
ポンペイ展で展示されているメスなどの医療器具(写真上左)は、つい最近まで使われていたようにさえ思えます。
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写真上右は、婦人科医が使った子宮鏡です。
写真下の上はカテーテル。
多くの種類が見つかっているそうです。
ここで問題です。写真下の下はある医療器具です。
何に使われたのでしょうか?
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今から2000年前に、外科手術や美容整形が行われていたことが驚きですね。
問題の答えは 抜歯(歯を抜く)でした。
麻酔はあったのでしょうか?