麩の専門店、麸秋商店のページから引用します。

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今回は麩の歴史についてご紹介します。



世界大百科事典によりますと、

実は麩の歴史はとても古く、

中国宗代の「夢渓筆談」などに「麪筋（めんきん）」の名で見え、

これが日本に伝えられたものと思われます。



麩は、本来は小麦粉をつくるときに出る

「ふすま」のことで、日本では「唐粉」

と言ったそうです。



ふすまとは何かといいますと、

小麦粒の表皮部分のことです。

小麦粒からふすまと胚芽が取り除かれた

ものが「小麦粉」となるわけです。

ふすまには

食物繊維、鉄分、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、

銅などの栄養成分が豊富に含まれているんです。



最近では低糖質なこともあり、

ふすまパンなんていうものも注目されていますよね。



参照ＵＲＬ：http://matome.naver.jp/odai/2136860947056015801



当店のある名古屋市東区にもふすまパンの

お店屋さんがございます。

http://food-control-shop-zero.com/



そんなふすまも麩の原料として用いられたため、

麪筋は「麩（ふすま）からつくるので麩という」と

<本朝食鑑>（1697）には書いてあります。



日本では鎌倉時代に

供御の麩を貢献した唐粉供御人がいたそうで、

南北朝ないし室町初期にはかなり

普及していたようです。



<異制庭訓往来>や<遊学往来>には

茶子（ちゃのこ）、つまり茶請けの一つとして

「麩指し物」の名を挙げています。

これは串にさした焼き麩をいったもののようで、

焼麩を茶菓子にした例は江戸時代にも

多くみられます。



ちなみにですが、茶人である有名な千利休も

茶会で焼麩の茶菓子を好んで出したそうです。



生麩と言えば、京都というイメージが

おありかと思いますが、

やはり京都は江戸初期から麩の産地として

知られ、麩師と呼ばれた製造業者の

集住地域だったと思われる

「麩屋町通り」の名も残っているそう。

（世界大百科事典一部抜粋）



以上が、大まかな麩の歴史なのですが、

実は、上にも書いたとおり、

京都に「麩屋町通りの」名が残っているそうですが、

愛知県津島市にも「麩屋町」が存在していたそうです。



津島ももともと麩の産地で

「津島麩」と言い、市内では津島田楽として

味わえるお店もあるそうです。



ちなみに津島にはお茶屋さんが多くあるそうですが、

京都にしろ津島にしろ、千利休にしろ、

麩と抹茶は、どうやら昔から縁があるようですね

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引用元　http://fuakisyoten.wixsite.com/fuaki2/single-post/2015/04/18/%E9%BA%A9%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2