6年生 修了式
- 公開日
- 2017/03/15
- 更新日
- 2017/03/15
学校行事
3時間目は6年生の修了式を行いました。
始めに、修了証を授与しました。
また、この6年間1日も休まなかった7人の人に「槇の木賞」を授与しました。
何より素晴らしい賞だと思います。
その後の式辞は、直前に話題を変えました。
おおよそ、次のような内容です。
(いつもアドリブです。)
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(修了証、槇の木賞の紹介をした後に・・・)
担任の先生は、毎日遅くまでみんなのことを考え、みんなの成長を喜び、また時には心配もして、こうして1年間を終えることができました。
先生方の感謝の気持ちを忘れてはいけません。
先生方は、こころの教室だより 第10号に次のように書いています。
どんなことがあっても、雑草のように負けず、
力強く歩んで、大輪の花を咲かせてください。
この気持ちはよくわかります。
わたしは、これにつなげて、最後に菊の話をします。
菊は、どうやって増やすか分かりますか?
種をまくのではありません。
葉をもぎって、土に刺すのです。
すると、切り口から根が伸びて、それが苗になっていくのです。
どうすると丈夫な苗になるのでしょうか?
考えてみてください。
ヒントは「水」です。
丈夫な苗に育てるには、水を・・・・・やらないことなのです。
水をたくさんあげると、切り口から水を吸って、見かけはしゃんとしていますが、根が伸びないのです。根を伸ばす必要がないからです。
しかし、水をあげないと、本来持っている生命力によって、水を求めて根を伸ばしていくのです。
みかけはくしゅんとしていますが、見えないところで根を伸ばしているのです。
皆さんは、これまで親や先生から、たっぷり愛情をもらって育ちました。
しかし、ひょっとすると根があまり伸びていないかもしれません。
風が吹くと、倒れてしまうかもしれません。
しかし、これまで苦しい経験をしたことがある人、スポーツで苦しい練習に耐えた人、勉強をがんばった人、友達関係で苦しんだ人、この場から逃げだしたくなるような思いをした人、そのような人は、実は根を伸ばしているのです。
皆さんは中学校へ進みます。
いろいろなことがあるでしょう。
辛いこと、苦しいこともあるかもしれません。
しかし、そのような時には、根を伸ばす時期だと思ってください。
むしろ、自分から苦労を買って出て、根を伸ばしていってください。
少々の風が吹いても倒れることのないように成長し、大輪の花を咲かせてください。
明日は、素晴らしい卒業式にしましょう。
以上で、はなむけの言葉といたします。
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ここではこう言いましたが、いつまでも水をやらないでおくと枯れてしまいます。
ぎりぎりまでがまんして、ここぞと言うときにたっぷりの水をあげるのです。
つまり、常に見ているのですが簡単に助けないで、いざという時に手をさしのべるのです。
植物も人も同じかもしれませんね。
本来は雑草のたくましさについて語ろうと思ったのですが、昨年と同じ話になってしまいました。
これも、常に変化しているからですね。