解説 木造大日如来坐像
- 公開日
- 2017/03/25
- 更新日
- 2017/07/03
布袋の歴史
境内にあった木造大日如来坐像の解説です。
「大日如来」は、真言宗のご本尊です。
「寄木造り」とは、文字通り、木を寄せて造る工法です。
奈良時代の木像は巨木から彫り上げていく一木造りなのですが、平安以降はパーツに分けて組み合わせる寄木造りとなりました。
木材の調達も容易になり、小さな木材も使えるためにエコです。
また分業が可能で、大量生産につながり、仏教の普及に一役買いました。
「白毫(びゃくごう)」は、本来は、仏(如来)の眉間のやや上に生えているとされる白く長い毛のことです。渦を巻いて丸まっていることを表しています。
次第に、宝石などをはめるようになりました。
「智拳印」は右手で左手人差し指を包む形の印です。
よく忍者がやっているあの形です。
大日如来独特の印相で、最高の智慧を表しています。
明日も見ることができますので、ぜひ、大日寺にお出かけください。