今日の給食は・・・特集は「佃煮と本能寺の変」
- 公開日
- 2017/05/18
- 更新日
- 2017/05/18
今日の給食
今日の給食を紹介します。
野菜入り豆腐ステーキ、切り干し大根の煮物、山菜汁、海苔の佃煮、ご飯、牛乳
センターからのメッセージは献立表をご覧ください。
今日の特集は佃煮と本能寺の変です。
今日は海苔の佃煮が出ます。
江戸の佃島の漁民は、今の東京湾で捕った小魚や貝などを、保存食として甘辛く煮て食べていました。
これが、安くておいしく日持ちすると江戸中で評判を呼び、やがて全国に広まりました。
そのわけは・・・・
今から400年前、徳川家康は、摂津の佃村(現在の大阪府西淀川区佃)に住んでいた漁民たちを江戸に招き、特別に漁業権を与えました。
それはなぜ?
「本能寺の変」、すなわち1582年6月2日早朝。
明智光秀の謀反によって織田信長が本能寺で倒れた時、家康は少数の家来と共に堺にいました。見つかれば殺されます。
「岡崎城へもどろう!」
家康は、危険な陸路を割け、大阪を海路で脱出しようとしましたが舟がない。ここに現われたのが、近くの佃村の漁民たち。手持ちの漁船と、備蓄用の小魚煮を食糧として用意したのです。
どれほどありがたかった事でしょう。
家康は心の底から感謝します。
そのために、江戸開府の折に、江戸城近くの海岸に特権を与えて住まわせたのです。
今日の佃煮が食べられるのも、本能寺の変があったからなのかもしれません。

