学校日記

『頭のいい子の育て方』 安河内哲也

公開日
2018/08/29
更新日
2018/08/29

家庭で育つ

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夏休み中には、毎日1冊保護者にお薦めの本を紹介 します。江南・大口・扶桑の図書館にあるものから選んでいます。

多方面で活躍している安河内哲也氏の『頭のいい子の育て方』 を読みました。

これは、単に「テストでよい点を取る」という本ではありません。
(後半にはそういう所も出てきますが・・・)

なるほどと思ったところは、

第1章 子どもの人生の土台は、親がつくる
第2章 子どもの本当の学力は「経験教育」で育つ
第3章 頭のいい子が育つ「家庭環境」のつくり方
第4章 子どもの「やる気」を引き出す8つの方法
第7章 「世の中のしくみ」を小学校高学年から教える

第1章では、社会に出てからも勉強は続くので、上手に勉強する力=「学力」を身につけよう。
もうひとつは、「がんばる力」・「他者と共存する力」=「人間力」を身につけよう。
この2つが幸せな人生を送るために必要だ、ということが書かれています。

その「人間力」と「学力」を同時に育てるのが「経験教育」です。

例えば「親子の会話」「家族旅行」「博物館へ行く」「お小遣いで買い物をする」「特産物に触れる」などの例示がされています。

ポイントは無理強いしないでさりげなく

ここに好感がもてます。

その他の内容を一部紹介します。
○本にかけるお金は「脳にとっての食費」。ケチってはいけない
○小学生新聞を定期購読して、新聞を読む習慣を身につけさせる
○親子で数学パズルを楽しむことで、算数は得意になる
○科学館をまわって、自然のなかで起きる現象を体験する
○テレビのニュース番組を一緒に見て、語彙を増やす
○家のなかを「勉強テーマパーク」にする
○子ども部屋ではなく、家族みんなが集まる食卓で勉強させる
○家のあちこちに本を散らばしておく
○テレビを見るときは「何のため?」と問いかける
○ゲームをやりたいなら「延長ルール」制を導入する
○ラジオとオーディオブックで、耳から頭を鍛えさせる
○1日30秒を家庭学習の目安にする
○親が司会者、子どもがゲストの「トークショー」を毎晩行なう
  ほか

前回紹介した『ユダヤ式学習法—わが子の学力がグングン伸びる』と同じような内容も出てきました。
大口町立図書館でお借りしました。