学校日記

『連合国軍司令部報告書控綴』より

公開日
2018/08/19
更新日
2018/08/19

布袋の歴史

本校で見つかった『連合国軍司令部報告書控綴』より、英文報告書を紹介します。

上がその鑑文、下が報告書の一部です。

鑑文の宛先は、第30軍政部司令官
差出人は、愛知県丹羽郡布袋町布袋国民学校長 丹羽金義

占領軍は、日本全土にかけて進駐したのち、実戦部隊の中から民事行政に適性のあるスタッフを集めて軍政部を組織しました。
このあたりを管轄していたのが、第30軍政部だったのでしょう。

その内容は、Sir,I send you the reports and copies of the directives concerning the revision of the education system,which have been issued since August,1945,as are shown in the annexed papers.

直訳すると、1945年8月以降に発行された学制改革に関する報告書と写しを別紙に記載した通りに送付します。

意味も分かりますね。

下の報告書のタイトルはThe report concerning the directives required from the general headquarters for the allied powers
直訳すると、連合軍総本部から要求された指令に関する報告書になります。

学校から教育委員会などを通さずに直接軍政部に提出していること、終戦直後なのに各学校が日本語及び英文でも提出していたことは驚きです。しかもきれいな筆記体です。