【社会科こぼれ話】江戸時代の「石(こく)」って何?−1−
- 公開日
- 2018/12/15
- 更新日
- 2018/12/15
社会科お役立ち情報
しばらく前に、6年生の児童に「石」 の意味を尋ねられました。
これまでにも時々ありました。
そこで、以前の記事を復刻して紹介します。
大人向きですので、わからない人は家族の人に解説してもらってくださいね。
「石」を知ることは、日本を知ること につながります。
ぜひお付き合いください。
「石」の前に、当時の単位がどのようにして決まったかについて知る必要があります。
その基本は「米」 です。
【 容 積 】
今の私たちにはリットルが身近ですが、もともとは合(180ミリリットル)、升(1.8リットル)を使っていました。
ここから「米」が登場します。
日本人が1回に食べるお米の量を1合
としたのです。
すなわち、
日本人が1日に食べるお米の量=3合
昔は3食ともお米で、肉体労働。しかもおかずは少ないので、お米の消費は今よりはるかに多いのです。
また、基本的に玄米の量なので、精米すると体積は減ります。
1年で約1000合=100升=10斗=1石 。
牛乳パック180本分の米の容積が1石です。
下の写真が一斗缶。これが10本分が1石なのです。
すなわち、一人の人間が1年間で食べるお米の量が1石 なのです。
一石は、米俵2.5俵分 に相当します。
米俵は4斗なのです。
これは、これからいろいろなことを考える基礎となりますのでよく覚えておいてください。
次回に続きます。