【社会科こぼれ話】江戸時代の「石(こく)」って何?−2−
- 公開日
- 2018/12/16
- 更新日
- 2018/12/16
社会科お役立ち情報
昨日の続きです。
「1石」とは、容積の単位であり、一般には米の容積(180リットル=2.5俵)ということが分かりましたね。
今日は重さです。
【 重 さ 】
尺貫法における質量(重さ)の単位は次のようになります。
1貫 = 100両 = 1000匁 = 3.75kg
1両 = 10匁 = 37.5g
1匁 = 10分 = 3.75g
1分 = 10厘 = 375mg
1厘 = 10毛 = 37.5mg
1斤 = (16/100)貫 = 600g
これを米に当てはめてみます。
米1合=4両(150g)
米1貫=100両=25合(3.75kg)
米1石=1000合=400貫=150kg(米俵2つ半)
「石」は重さをも表すのです。
写真の寛永通宝1000枚分の重さが一貫です。
※ 画像はWikipediaから借用しました。
ちなみに、現代人は年間400合弱のお米を消費します。
400合=60kg
これは米俵ちょうど1俵分の重さです。
江戸時代と比べると、消費量が大きく減っているのです。