学校日記

『親ばか力 子どもの才能を引き出す10の法則』辻井いつ子

公開日
2018/08/23
更新日
2018/08/23

家庭で育つ

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夏休み中には、毎日1冊保護者にお薦めの本を紹介 します。江南・大口・扶桑の図書館にあるものから選んでいます。

『親ばか力 子どもの才能を引き出す10の法則』辻井いつ子 を紹介します。

著者の 辻井いつ子 さんは、ご存じ ピアニスト辻井伸行氏のお母さんです。

生まれながらにして全盲であることを知り、一緒に死ぬことまで考えた人が、「ウチの子は天才かも!」と思い続けた子育て術を公開しています。

次の内容紹介で、概要がつかめます。

■「親ばか」だからこそ、才能を育てられる!■

現在、世界的なピアニストとして活躍する
息子の伸行さんは赤ちゃんのころ、
自宅や外出時の生活雑音に敏感に反応し
いつも泣いていました。

掃除機の音で泣き、スーパーに入った途端に泣くその様子は、
一般の母親からすると困った状況ですが
いつ子さんはそうは考えませんでした。

「この子は、耳の感度が人より優れているのかもしれない…」

泣くことを短所と考えのではなく、
長所と考える。


2歳3カ月のとき、
いつ子さんが歌うジングルベルに合わせて
伸行さんがおもちゃのピアノでメロディーを弾いたとき
「この子は天才かもしれない!」と確信します。

「この子には音楽の才能がある!」と。


いつ子さんにとって
子どもの才能を引き出す一番のポイントは、
「親ばか」になること。

彼女はピアノを弾く伸行さんにより添いながら
いつも「伸りん、上手!」「すごいね」とほめてきました。
「ほめて伸ばす」というものではなく、
心の底から伸行さんのピアノが上手だと感じたから。


「親ばか力」


これはモンスターペアレントをはじめとする、
自己中心的な親ばかになることではありません。

親が子どもの可能性を信じて、よく観察する。
そして、たっぷりの愛情をもってほめ、応援することで、
子どもの才能を引き出してあげる力のこと。

これこそが、いつ子さんの子育て法です。


本書では、
「子どもの才能を引き出す10の法則」を完全公開。

1.子どもの可能性を信じる
2.よく観察し、才能の種を発見する
3.始めるのに「早すぎる」はない
4.思いっきりほめる、抱きしめる
5.ネガティブな言葉は使わない
6.ファン第1号になる
7.ひらめいたら即アクション
8.本物に触れさせる
9.いい先生を見つける
10.明るく楽しく、あきらめない


わが子の才能をいかに見つけ、引き出したか、
自身の経験をもとに、子育てのポイントを詳しく紹介します。

自身の公式サイト「辻井いつ子の子育て広場」
http://kosodate-hiroba.net/

に寄せられる親御さんからのお悩みにも答えた
子育て、孫育て中の方、必読の1冊です!

大口町立図書館でお借りしました。