今日は春分の日
- 公開日
- 2019/03/21
- 更新日
- 2019/03/21
校長日記
今日は、二十四節気 の1つ、春分 です。
春分は、一年で一周する太陽の通り道にある「春分点」 を通過する日。また昼と夜がほぼ同じになる日ですが、日本では14分程度昼のほうが長くなります。太陽の大きさ分です。
春分の日 の行事は、お彼岸のお墓参り 。
これは春分の日を中日とした前後7日間にご先祖様の供養を行うというものです。
それはなぜ?
平等院鳳凰堂 を例に説明します。
写真を見ながら読んでくださいね。
お彼岸の「彼岸」とはあの世を指す言葉です。
鳳凰堂が、まさに阿弥陀如来を中心としたあの世(極楽浄土)なのです。
それに対してこの世のことは「此岸(しがん)」と呼びます。
こちら側のことです。
その間には三途の川が流れています。
実際には、鳳凰堂は、阿字池の中にあるのですが、この池を三途の川に例えています。
死者は三途の川を渡って彼岸に行くのです。
彼岸は、真西の方向にあります。
春分の日と秋分の日には、鳳凰堂の阿弥陀如来像の頭上に太陽が沈む のです。
そこで太陽が沈む真西を拝んでご先祖様を偲んだのが、お彼岸参りなのです。
春分の日は国民の祝日の一つで、「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」 と定められていますが、祝日の理由としては後付けなのです。
お墓参りはすみましたか?