自分の考えを自分の言葉で説明する
- 公開日
- 2024/04/23
- 更新日
- 2024/04/23
校長室より
「せんせい あのね、この絵はね…」1年生の図工の授業で、自分の描いた作品の思いを笑顔で話す場面を見ました。そして、その話を熱心に先生とそばにいた友達が聴いていました。すばらしい場面でした。また、6年生の算数の授業では、「…を説明しよう」という授業の課題が黒板に書かれていました。その課題に、自分の言葉でノートに説明する文を書いている児童がいました。すばらしい場面です。
子どもたちは、伝えたいことや知りたいことがいっぱいあります。でもいつからか「間違っていたらどうしよう」「失敗したらどうしよう」という不安な気持ちが、伝えることを邪魔してしまうことがあります。また、自分の気持ちを何という言葉で表現してよいかわからずに苦しい思いをしている子どももいます。
「聴く」という行為は、相手を慮(おもんぱか)る優しい行為だと私は考えます。周りが「聴く」空気に満たされていると、心理的な安心感が得られます。「聴く」場面と「自分の考えを自分の言葉で説明する」場面を、生活や学習の場で増やしていきたいと考えます。