学校日記

防災を考える2

公開日
2013/06/10
更新日
2013/06/10

その他

 今日は、南三陸町 小学校一年生  山内友陽(やまうちともや)君の作文を紹介します。けなげに、前を向いて生きている様子に逆に励まされます。

  つよくてやさしい人になりたい

 三月十一日、その日、ぼくは5時間授業でした。学校から学どうに向かう途中、とつぜん道路がゆれました。とても強くゆれたのでこわかったです。じしんがおわってから、友だちといっしょに学校にもどりました。少し暗くなってから、しづ川に津波がきたと先生から聞きました。ぼくは、その時、津波がどんなものなのかよくわかりませんでした。教室ですごしたその日の夜は、とても寒かったです。おとうさんとおかあさんに会いたかったです。
 次の日、おとうさんが迎えに来てくれました。おとうさんと学校からおりていくと、いつ見ていた建物がこわれたりなくなったりしていました。車もいっぱいつぶれていました。橋もこわれていました。僕の家は半分こわれていました。ぼくはとても哀しかったです。小学校の体育館では、電気もつかなくて水もでなかったけど、おとうさんとお母さん、おねえちゃん、おじいちゃん、それから友達もいっしょだからさみしくなかったです。
 体育館で生活しているあいだ、食べ物や服など必要なものをたくさんもらいました。
全国のたくさんの人たちが、ぼくたちのためにおくってくれたのだそうです。自衛隊の人がたちが毎日ごはんをつくってくれました。ボランティアの人がきて、いっしょうけんめいあそんでくれました。ぼくは、たくさんの人にたすけてもらっているんだなあと思いました
 困っている人がいたら、ぼくも助けてあげたいです。そんな、つよくてやさいい人になっていきたいと思います。