オリンピックで感動を呼んだ名言 【内戦の続くグアテマラのバロンド選手より】
- 公開日
- 2012/08/30
- 更新日
- 2012/08/31
そのほか
今回のロンドンオリンピックで多くの名選手が現れ、そして名言を残してくれました。
中でも、グアテマラ初の五輪メダルをもたらした男子20キロ競歩の銀メダリスト、エリック・バロンド選手の言葉は世界中に感動を与えたと言われています。
グアテマラは1960年から1996年まで続いた内戦により、治安や政治においてグアテマラ社会は今でも不安定な状態にあります。
そんな情勢の中、バロンド選手はトレーニングを続け銀メダルを獲得したんです。
そして残した言葉が、
「この銀メダルが
グアテマラの子供たちに勇気を与え、
彼らが銃やナイフを置き、
その代りにトレーニング・シューズを手に取ってくれればいい。
そうなったら自分は世界一の幸せ者だ……」
紛争の悲しみを知っているバロンド選手はいつかグアテマラに平和な日がくることを切に願っていることが痛いほどわかります。グアテマラの子供たちが銃を置き、笑顔溢れる日々が送れることを望むばかりです。