厳しいに冬には なぜ、日本酒の仕込み? 【冬シリーズ No.1】
- 公開日
- 2014/01/25
- 更新日
- 2014/01/25
そのほか
原料の「お米」が秋に収穫されることが第1です。
次に労働力。冬は農閑期となり蔵人(くらびと:冬の間だけ酒蔵で働く人)を集めやすかったからです。雪の多い地方に出稼ぎの杜氏集団が多いのもこれが理由です。
そして、最後に醗酵です。冬は、寒さのため微生物の活動が弱くなります。美味しいお酒を作るためには、醸造に関係のない微生物を減らし、酵母のアルコール発酵の温度を管理する必要があります。普通酒の場合15度 吟醸だと9度にまで抑えています。
このように、日本酒造りは、日本の四季、自然の力を巧みに利用する日本の伝統文化です。