学校日記

2024.9.1 現存天守巡り

公開日
2024/09/01
更新日
2024/09/01

校長室より

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個人的な趣味の一つに、「城巡り」があります。
いわゆる「100名城」に限らず、マイナーな山城の城址なども訪れたりするのですが、優先して達成したいのは、「現存天守12城」の訪問です。

「現存天守」とは、日本国内の城の天守のうち、江戸時代またはそれ以前に建設され、現代まで保存されている天守になります。第二次世界大戦前までは、近隣であれば名古屋城や大垣城を含めて20城あったのですが、7城が戦中に焼失すると、戦後には、松前城(福島県)が失火により焼失し、現在は、以下の計12城のみとなっています。



松本城(長野県)、犬山城(愛知県)、彦根城(滋賀県)、姫路城(兵庫県)、松江城(島根県)(以上、国宝5城)
弘前城(青森県)、丸岡城(福井県)、備中松山城(岡山県)、丸亀城(香川県)、松山城、宇和島城(愛媛県)、高知城(高知県)(以上、重要文化財7城)



今夏まで、本州内の8城のうち、弘前城、備中松山城以外の6城は、訪問できていたのですが、この夏休みに、2日間かけて、四国にある「現存天守4城」を一気に回ることができました。4城とも、それぞれに個性があり、見応えがありました(写真は、左上から、時計回りに、宇和島城、松山城、高知城、丸亀城)。

訪問すると、主に、石垣や天守までの道すじ、その途中にある土塁や門や櫓、そして天守内に入ると柱や梁などの作りなどを見て回ります。
どの城を見ても、コンピュータもない数百年前の時代に、堀も含めた、これだけ大きく緻密なものが建てられたということに、驚かされることばかりです。

未訪問の現存天守の城は、残すところ、備中松山城(岡山県)、弘前城(青森県)の2城になりました。訪問できるタイミングを探っていきたいと思っています。

現存天守を見たことがない古中生は、まず近くの犬山城に行ってみてはいかがでしょうか。1537年に建てられた、日本最古の木造天守です。その歴史の息吹を感じてみませんか。