今日から学校給食週間
- 公開日
- 2010/01/25
- 更新日
- 2010/01/25
その他
学校給食は,今から120年位前(明治22年)に,今の山形県・鶴岡市の忠愛小学校で,食事が食べられない貧しい子ども達に,昼ご飯を食べさせたのが始まりだと言われています。
その後,戦争(第二次世界大戦)が始まり,給食は一時中止になりました。昭和20年,戦争が終わり,日本の子ども達は戦争が始まる前と身長を比べると,平均して6cmも低くなっていました。
当時の日本には,育ち盛りの子ども達に十分食べさせるだけの食べ物がありませんでした。そこで,日本の子ども達を助けようと外国の粉ミルクや小麦粉,缶詰などが送られてきました。これらの送られてきた物を使い,再び給食が始まりました。外国からいただいたこれらの食べ物を「ラフ物資」と言います。ラフ物資が送られてきたのが,昭和21年12月24日でした。送られてきたこの日を記念して各種の事業が行われていましたが,12月24日は冬休みに入るので,昭和25年より,一ヵ月後の1月24日から30日までの一週間を「全国学校給食週間」としました。
今年の給食週間は,1月25日から29日の一週間で,地元の産物や,郷土料理を中心に,色々なものを食べていただこうと思っています。
楽しみにしていて下さい。
皆さんが食べている給食には,食べ物を作る人,運ぶ人,作る人,配膳する当番さんなど,多くの人々が携わっています。給食のために働いている人,関わっている人たちや,大切な食べ物をいただけることに感謝を持っていただきましょう。