日月限定 雑学・豆知識シリーズ16
- 公開日
- 2016/05/29
- 更新日
- 2016/05/29
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土曜日に学校公開日があり、月曜が代休になったので、今回は『日月限定』とさせていただきます。
【「カメルーン」の国名】
「カメルーン」の語源は、ポルトガル語の「カマローネス」。意味ほエビである。カメルーン共和国は、アフリカ大陛中央部にあって、ギニア湾に面している。15世紀には、ポルトガルと交易をしていたが、ウーリ川の入江にはたくさんのエピがいた。無数のエビに驚いたポルトガル人が、「エビの川」という意味で「リオ・ダス・カマローネス」と呼ぶようになったという。
その後、カメルーンは、ドイツの保護領となったり、イギリス、フランスの統治下に置かれたりしたが、地名はそのまま使われ続けた。やがで「カマローネス」が「カメルーン」に転じて、現在まで使われている。
ちなみに、カメルーンの歴史は複雑で、第一次世界大戦でイギリス、フランスの攻撃を受け、戦後、両国に占領される。このとき、西カメルーンはイギリス、東カメルーンはフランスの統治領となった。
1960年に東カメルーンが独立したが、西カメルーンは南北に分裂。北部は、隣のナイジェリアと合併し、南部は、東カメルーンと連邦共和国を結成する。そして、66年に、改めて束西カメルーンが統一された。
これだけ複雑な歴史を経ているのも、国内には約100の部族があり、言葉も同じだけあることが背景になっている。
現在、公用語は英語とフランス語だが、サッカーのカメルーン代表でさえ話す言葉はさまざまで、コミュニケーションを取るのが離しいといわれている。