土日限定 雑学・豆知識シリーズ38
- 公開日
- 2016/08/13
- 更新日
- 2016/08/13
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【なぜ旧盆?】
ご先祖の霊を慰める「お盆」は、今なお広く残っている伝説的行事。仏教行事だと思っている人も多いはずだが、実際には日本古来の先祖信仰と仏教の盂蘭盆が融合してできた独自の風習である。
このお盆、地域によって時期が異なる。もともとのお盆は旧暦の7月15日を中心に行い、今でいうと8月中旬〜下旬にあたる。
明治時代以降、暦が新暦に移行したとき、たとえば元日や端午の節句などはそのまま新暦の日付に移行したが、お盆だけはそうはならなかった。新暦の7月15日だと、農作業が忙しい時期で、地方では対応できなかったためである。現在、新暦7月15日をお盆とするのは東京や神奈川をはじめとする一部の地域に限られている。
そのほかの地方の多くは、8月にお盆を行うが、これにも、旧暦の7月15日(日付は毎年ずれる)に行うお盆と、単純に1ヶ月遅れの8月15日に行う「月遅れ」のお盆の2種類とがある。