日月限定 雑学・豆知識シリーズ48
- 公開日
- 2016/09/18
- 更新日
- 2016/09/18
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今週は体育大会が土曜日のため、月曜が代休となり、日月限定とさせていただきます。
【「最中」と満月】
「最中」の名前の由来には、月とは切っても切れない縁がある。
平安時代、公家たちが開いた月見の宴で、白い丸餅菓子が出された。それを見て『拾遺和歌集』に収められている源順の句を知っていた人たちが、「もなかの月」と言い出したのが始まり。その句は、「池の面に照る月なみを 数うれば 今宵ぞ秋の もなかなりける」というもの。句の中の「もなか」は、まんなか、とか中央、といった意昧なのだが、その白くて丸い餅菓子は、池に映った中秋の名月そっくりだったというわけだ。現在の「最中」は、この話をもとに江戸時代に生まれたもの。最初は「最中の月」と呼ぱれていたが、その後、形がさまさまになったため、単に「最中」となったといわれている。