土日限定 雑学・豆知識シリーズ54
- 公開日
- 2016/10/08
- 更新日
- 2016/10/08
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【新聞に夕刊登場】
1915(大正4)年10月10日、『大阪朝日新聞』と『大阪毎日新聞』が夕刊の発行を開始した。どちらも、朝刊8ページ、夕刊4ページのものであった。
この年の11月10日、大正天皇の即位式が京都御所で行われたが、この行事の報道は各紙が競い合う形で行われた。しかし、結果は大阪系各紙が”地の利”を生かし、東京系を圧倒することとなった。この日の両紙の夕刊発行は、即位式を記念して開始されたものである。
わが国で夕刊が発行されたのは、1885年(明治18)年の『東京日日新聞』が最初で、『山陽新聞』が続いた。そして1889年(明治22)年に『郵便報知新聞』、1897年(明治30)年に『東京朝日新聞』が発行されたが長続きしなかった。また、『報知新聞』が1906(明治39)年10月から夕刊を発行し、立売りされていたという。