土日限定 雑学・豆知識シリーズ60
- 公開日
- 2016/10/29
- 更新日
- 2016/10/29
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【「新撰組」の「せん」】
日本の制服集団のはしりは新撰組だったといわれている。
ところで、「新撰組」という表記の本と、「新選組」と書かれているものと、歴史の本にもさまざまである。当時の文献をひもといてみても、「新撰組」となっていたり、「新選組」となっていたり、局長の近藤勇でさえ自分の手紙の中で、あるときは「撰」。またあるときは「選」を使っているくらい。
新撰組について書かれた有名な書物としては、子母澤寛の『新選組始末記』と平尾道雄の『新撰組史録』があるが、これも別々の表記になっている。
ただ、公式の記録である会津藩庁記録では、「撰」を使っている。つまり、公式では「撰」を使うのが正しいということなのだ。