土日限定 雑学・豆知識シリーズ66
- 公開日
- 2016/11/19
- 更新日
- 2016/11/19
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【ランフラットタイヤ】
”パンクしても走れるタイヤ”のことを「ランフラットタイヤ」という。もともとは、タイヤ交換が難しい身障者用の特別車に取り付けられたタイヤだったが、2000年以後、標準装備として実用化されたのを機に需要が広まった。
普通のタイヤの場合、ゴムの厚みが数ミリしかないので、パンクした段階で車の重みでつぷれ、そのまま走行不能になる。それに対して、ランフラットタイヤは、普通のタイヤよりも5〜10mmもゴムが厚いため、空気圧がゼロになっても車体を支えられる。「サイド補強式」といって、タイヤの側面が補強されている。「パンク後も、時速80kmで1時間走行できる」という触れ込みにウソはないようだが、そこには、「パンクに気付かずに走り続けてしまう」というジレンマがある。
このタイヤを取り付けるときには、パンクをドライバーに知らせる内圧警報装置が装備されていなければならない。安全と危険は、紙一重なのだ。