土日限定 雑学・豆知識シリーズ67
- 公開日
- 2016/11/20
- 更新日
- 2016/11/20
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【五線譜】
楽譜といえば五線譜が当たり前だが、古代ギリシャの頃は、文字と記号だけ。楽譜に線が登場するのは、10世紀頃で、当時は音の高低を見やすくするため、1〜2本の線を引いただけのものだった。
その後、音楽が複雑になるにつれて、楽譜の線が増え、7〜8本もの線が使われた時代もあった。しかし、これではかえって分かりにくいというわけで、イタリアのオペラ界では、17世紀に楽譜を五線譜に統一しようという運動が起きた。
五線は、人間が判別するのにもっとも都合のいい数であり、さまざまな音楽を表記するのに都合のいい数だっただろう。以降、イタリアにならう形で、ヨーロッパ全土に広まっていった。