土日限定 雑学・豆知識シリーズ78
- 公開日
- 2017/01/14
- 更新日
- 2017/01/14
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【花粉予報】
日本気象協会が発表する「花粉予報」は、さぞかし最新の気象観測技術を駆使しているのだろうと思いきや、じつは、そうでもないのだ。
スギ花粉の一日の飛散量は1平方cmあたりの花粉の個数によって決まるのだが、その観察は、ワセリンをぬったプレパラートで集めた空中の花粉を、顕微鏡で見ながら一粒ずつ数えるという万法(ダーラム法)がとられている。
その観察法によって、1平方cmあたりの花粉が0〜9個なら「少ない」、50個以上なら「非常に多い」という基準に則した「花粉予報」を出しているという。だが、この観察法は、労カがかかりすぎるうえに、観察者によってムラがある。というわけで、コンピュータを使った目動計測システムの開発が進められているそう。