土日限定 雑学・豆知識シリーズ83
- 公開日
- 2017/01/29
- 更新日
- 2017/01/29
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【アフリカの国境線や北アメリカの州境線は、なぜまっすぐ?】
国境というのはたいてい山や川や海といった目然の障害物で決められ、複雑な境界線になっているもの。 ところが、アフリ力大陸や北アメリカには、まるで定規を使って引いたような直線の国境や州境がある。
まず、アフリ力の場合は、まっすぐな国境は植民地時代、ヨーロッパの列強諸国が、地図に本当に定規で綜を引いて決めてしまったのだ。そのため、民族の分布を無視した国境線は、いまでも部族どうしの対立の火ダネになっている。
北アメリ力の州境は、借金返済のためにアメリ力政府目らが引いたもの。独立間もない頃、イギリスとの戦争で多額の借金をかかえたアメリ力は、広大な西部の土地をすべて6マイル(約10km)四方に区切り、さらに1マイル四方に分けて、その土地の住民たちに売り出したのだ。売った土地は、6マイル四方の積み重ねで人口をはじき出し、6万人以上になったら州へと昇格させていった。そのため州境線が直線になったのである。