学校日記

土日限定 雑学・豆知識シリーズ87

公開日
2017/02/12
更新日
2017/02/12

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【3万年の眠りから】

 3万年前の氷河期に自生していたナデシコ科「スガワラピランジ」の花を咲かせることに、ロシアのチームが成功した。シベリアの永久凍土に埋まっていた植物の化石の一部を培養して育てた。古代から現代によみがえらせた最古の植物になるという。化石は、地下38mに埋まっていた。氷河期のリスがエサをためていた巣穴から見つかったという。状態が良い化石を選んで、めしべの組織の一部を採取、培養して育てたところ、1年後に白い花が咲いた。
 花弁の幅が狭くて切れ込みが少ないなど、現代のナデシコとは違う形をしている。この花を受粉させて種を取ることにも成功し、同じ花が咲くことも確認できた。古代の植物を現代に復元させた例には、数千年前の縄又時代の古代ハスなどがある。