土日限定 雑学・豆知識シリーズ88
- 公開日
- 2017/02/18
- 更新日
- 2017/02/18
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皇居吹上御苑の入口は、半蔵門?】
半蔵門が皇居のどの門か知っているだろうか。江戸時代には、この門の前部に伊賀忍者の頭領・服部半蔵の屋敷があり、一朝有事の時は、半蔵が守ることになっていたので半蔵門と呼ばれた。徳川家康と伊賀忍者の結びつきは古く、本能寺の変までさかのぼる。その直前、家臣30人を引き連れ堺から京に向かっていた家康は道中で変を知った。直後は、織田信長に殉じるべく本能寺に向かおうとしたが、家臣に諌められ、急邊、三河に帰ることにした。この時、家康の帰国を助けたのが服部半蔵を頭とする伊賀の忍者たちである。その功績で、徳川幕府が開かれた時、服部半蔵は家康から邸宅地をもらい、隠密頭の役を与えられて、半蔵門を守ることとなった。この門は大手門とは正反対の位置にあり、江戸時代は、この門から、甲州街道に続く両側は服部家の組屋敷、さらに四谷のあたりまで旗本屋敷によって防備されていた。江戸城が攻められた時、甲州街道から甲府の幕府天領に将軍を避難させるためである。