土日限定 雑学・豆知識シリーズ91
- 公開日
- 2017/02/26
- 更新日
- 2017/02/26
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【雛人形の顔】
雛人形の顔は、はっきり2種類のタイプに分かれる。本州のちょうど真ん中あたり、日本海側の新潟と富山から、長野の西、静岡の東の県境を通って太平洋側に抜けるように線を引く。この境界線の東と西では、雛人形の顔は昔からまるっきり違うのだ。
そこで、人形業界では、境界線より東側でつくられる雛人形を「関東雛」、西側の雛人形を「京都雛」と呼んでいる。
まず「関東雛」の特徴は、顔が大ぬむきく、輪郭はふっくらした卵形で、バッチリした目と大きな耳をもつ。顔色はうすいピンクで、さらに頬紅をさしている。
一方、「京都雛」の顔は、顔が小さく、うりざね顔で、細い目と小さな鼻をもつ。そして、おちょぼ口で、鼻はかぎ鼻という特徴である。
簡単にいうと、「関東雛」は顔の造作が大きく、「京都雛」は小さくつくられている。