「あ」一文字に込められた思い
- 公開日
- 2019/11/27
- 更新日
- 2019/11/27
校長メッセージ
今日は、弓削田健介先生をお迎えして、「いのちと夢のコンサート」が開催されました。私(校長)は、弓削田先生が作詞作曲された「しあわせになあれ」という曲が大好きです。はじめてこの曲を聴いたときに、なんともノスタルジックな懐かしい気持ちになりました。歌詞や曲のコード進行が美しいだけではなく、『なあれ』ということばがそういう気持ちを引き出しているのだと思いました。
「明日天気になあれ」「早く元気になあれ」など、子どもの頃によく口にしたり、大人からかけてもらったことばです。この『なあれ』には、相手を思う願いが込められています。
『なあれ』の「あ」を一文字とったらどうなるでしょう。
「なれ」となり命令を意味することばになります。「あ」という言葉が一文字入るだけで、きつい言葉から優しい言葉になります。
たった一文字だけでも、ことばは、人を傷つけたり、優しく包んだりします。
ことばを大切にし、ことばに込められた思いをこれからも大事にしていきたいと思いました。