春に向けて
- 公開日
- 2020/01/27
- 更新日
- 2020/01/27
校長メッセージ
今日は、朝会が行われました。「春に向けて」というお話をしました。
「暖冬」といわれているこの冬、まだ江南市で雪が降るのを見ていませんね。関東地方では、今日から雪が降るようですが、江南市は、これから雪が降るのでしょうか。
日本での最深積雪ランキング1位は、どこだと思いますか。気象庁のHPで記録を見てみると、1927年2月14日に観測された、伊吹山の積雪でした。今から約90年前の記録ですが、11メートルという雪が積もったようです。体育館の天井よりも高い雪の壁ができたことになります。
しかし、地球温暖化の影響でしょうか。この地域に雪が降ることが少なくなっているように感じます。そのうちに日本に、「冬」という季節がなくなる時代がやってくるかもしれません。日本の四季は、美しく繊細な文化を栄えさせた大きな要因であるといえます。冬があるからこそ、あたたかな春を待ちわびる気持ちが生まれてきます。
大自然の生き物は、寒い冬にじっと耐えて春を待ちます。ここでエネルギーを充填していきます。人の心にも「冬の時期」があります。春に向けて、じっと耐えてがんばるときです。3年生は、いよいよ受験が始まります。また、1・2年生は、次の学年への準備をこの時期にするときでもあります。あたたかな春に向けて、今は、苦しいことにも耐えがんばる時なのです。
春は、もうそこまで来ていますよ。
※写真は、「立山黒部アルペンルート」の写真です。