学校日記

「少し先の明るい未来」を考えた よい冬休みを

公開日
2020/12/23
更新日
2020/12/23

校長メッセージ

 今日は、2学期の終業式が行われました。私からは、次のようなお話を放送で行いました。


「ウイルスはカレンダーを持っていない。年末年始であれ、クリスマスであれ、どの時でも襲ってくる。この年末年始を感染拡大をストップさせるための特別な時期にしなければならない。」

 これは、東京都知事の小池さんの言葉です。

 先日、東京都の新型コロナウィルス新規感染者数が800人を越え、『年末年始コロナ特別警報』が出されました。今もなお、感染拡大は続いていると思われます。

 私達の北部中学校も、いろいろな条件や制限に、たくさん悩まされた2学期でした。「例年のあたりまえ」が、「いかに特別なことであったか」を日々痛感しました。部活動の時間や様々な行事が中止や縮小され、楽しみにしていた事ができなかったことを残念に感じている北中生も多いことでしょう。

 しかし、そんな状況の中だからこそ「今日できることを、今を精一杯がんばる」ことや「あたりまえ」を創り出していただいている方々に「感謝する」という気持ちを、たくさん持てた気がします。

 修学旅行・校外学習・みすまるソーラン発表会・みすまる合唱祭など、状況にあわせ「今できる最善の新しい形」を皆さんと共に創ることができた2学期であったとも言えます。
 苦しい状況の中で、伝統を守り充実感のある「新しい形」を生み出すことができたのは、みんなが健康で、笑顔を忘れず「一人ではできないことをみんなで創ろう」と心がけてきたからだと思います。よくがんばりましたね。

 明日からは、しばらくの間冬休みとなります。お家で過ごす時間となります。部活動も、冬休み中は全部行いません。3学期がスタートしてから、改めて部活動について行うかどうかを、皆さんに連絡することとなります。

 クリスマスにお正月と楽しみがいっぱいな時間ですが、お話の最初にも述べたように、「ウイルスはカレンダーを持っていない。年末年始であれ、クリスマスであれ、どの時でも襲ってくる。」です。
 
 この冬休みは、少し先の未来を「安全な未来」にするために、一人一人ができることを考えなくてはなりません。

 世の中の感染が更に拡大し、学校が休校になる、家から出ることができなくなる等の緊急事態が起きるかもしれません。そういう事態を防いでいくのは、本気で一人一人が「何をすべきか」「今は何をがまんすべきか」を考えることだと思います。

 3学期のスタート、1月7日(木)に元気な笑顔で会えることを楽しみにしています。

「少し先の未来を考えた」よい冬休みを。