学校日記

豊かな夢を

公開日
2021/02/08
更新日
2021/02/08

校長メッセージ

 今日は、令和2年度最後の朝会となりました。全校生徒の顔を見ながらの朝会を行いたかったのですが、緊急事態宣言が延長されていることもあり、放送での朝会としました。朝会では、以下のようなお話をしました。


 北部中学校の生徒の皆さん、おはようございます。令和2年度最後の朝会となりました。本当ならば、体育館で、皆さん全員の顔を見ながら、お話をしたかったです。今年度は、全校の皆さんが集まる中で お話ができたのは、6月と9月の避難訓練・みすまるソーラン発表会の3回です。そして、卒業式も、全校での参加はありません。今日が、全校にむけて、同じ時間を共有する最後の機会となりますので、この時間を大切にしたいと思います。

 さて、昨日の北部中学校HPで一編の詩を紹介しました。福岡県柳川市の中学2年生、石橋紺花子(かなこ)さんの「からっぽの箱」という詩です。石橋さんは「コロナ禍で初めて聞く言葉や情報があふれる中、だれもが感じた不安や恐怖と、今まで築いた生活様式、文化、経済が奪われていく空虚感を『からっぽの箱』で表現しました」と話しています。その詩の1部を紹介します。


 耳慣れない言葉たちが日常となった朝

 目の前には空っぽの箱

 見えない希望や理想を敷き詰め

 新しい軌跡を残していく

 道なき道をさまよっているようで

 真実の上を歩き始めた

 未来はこの手でつくっていくんだ


 詩の最後の部分です。空しさだけではなく、「未来はこの手でつくっていくんだ」という未来を自分たちの手で創り上げていくという力強さを感じます。私達も、この1年間本当に苦しみながら、新しい道を探して生きてきたと思います。あきらめず、前向きに豊かな夢を描きながら、未来を創って行きたいです。

 3年生は、今日を含め、学校へ来る日は16日です。別れはとても寂しいことですが、それは、新たな出会いのはじまりでもあります。未来にたくさんの夢、豊かな夢を描き、1日1日を大切にしてください。