男子バスケ部 西尾張大会1回戦
- 公開日
- 2023/07/24
- 更新日
- 2023/07/24
部活動
西尾張大会一回戦が一宮市総合体育館で行われました。相手は木曽川中。冬の西尾張大会で30点近く差をつけられて負けた一宮の強豪です。今まで何度も練習試合で戦ってきたライバルです。
強い相手に精神面で立ち向かえるかが最大の課題でした。試合は序盤からエースキャプテンのアタックで連続得点。気迫のこもった全員DFで緊張感あるシーソーゲームに。前回までの対戦では相手の強さに物怖じし、序盤から離されてしまう展開でしたが、今日は違いました。イージーミスもなく、引き締まったゲームになり、前半を1点リードで折り返しました。下馬評では木曽川優勢と思われていたので、会場を驚かしていたと思います。
いよいよ、後半。相手はエースキャプテンのアタックを止められず、一進一退の展開でしたが、エースが痛恨の4ファウルで交代。3Q残り6分を残していました。管内の3位決定戦と同じ展開に「大丈夫、大丈夫!」「残りのメンバーでしっかり戦おう!」そこから3分間、チームに勢いをつける3Pも飛び出し、炎のDFで1点差を守り続けました。しかし、残り3分で相手が前から当たってきたところで連続得点を決められ、離されていきました。最終Qはエースが戻り、全員バスケットで奮闘しましたが、3Qの失点が響きました。最後は3年生全員出場で最後まで諦めずにコートを走り切り、惜敗となりました。
チームに勇気を与えるエースのドライブ。もう一人のキャプテンのかすれるまで出し続けた声。強豪・木曽川中の猛攻をエース不在の3分間守り切ったこと。そして、チーム発足時にみんなで決めた「全員が最後までコートを走り切るチーム」を体現してくれました。負けはしましたが、3年生のベストゲームだったと思います。そして、試合後に何人もの子が、涙を流していたことがうれしかったです。生活の中で多くの時間をバスケットに費やしてきた証です。自分自身、今この文章を書きながら涙しています。
このチームは、いわゆる素人集団でした。エースキャプテンを除き、ミニバス経験なし、クラブチームの所属もなしです。これまでに身につけた力は限られた部活の時間と自主練によるものです。だからこそ、能力の高い選手やレベルの高いチームにチーム一丸となって向かっていく姿に価値がありました。ある先生から「バスケ部のHPを見て、家族が泣いていた」というお話をいただきました。知らない人に文章の内容だけで感動を与える。それは、みんなが泥臭く、ひたむきにバスケットに向き合ったからこそ生まれるものです。最後のミーティング「人と話すことを避けていた自分がバスケ部に入って変わった」「やんちゃなことばかりしていた自分をバスケ部が変えてくれた」「逃げたり言い訳を探したりする自分が前向きにみんなの前で声を張り上げられるようになった」うれしい数々の言葉をみんなで確認し合いましたね。バスケットだけでなく、自分自身を磨く。ありがとう、3年生!
2、1年生、次は君たちの番だ!どんな目標を立てよう?どんなチームを目指そう?先輩から受け継いだ大切なものを胸に明日から走りだそう!
最後に、保護者の皆様。子どもたちは涙したとき、練習に行きたくなかったとき、楽しかった事ばかりではなかったと思います。今、子どもたちが胸を張って、今日を迎えられるのは保護者の皆様の支えのおかげです。心が折れそうになったときに保護者の方の言葉が、支えてくれた手が子どもたちを一歩前へ踏み出す勇気につながったはずです。本当に、本当にありがとうございました。これからもよろしくお願い致します。
会場施設、相手校、審判、役員の先生方に感謝。尾北や一宮の先生方、葉栗中学校の生徒、みなさんの前日準備がありました。君たちの見えないところで大会が成り立っています。このメンバーでバスケットができたことに最大限の感謝。北中バスケ部1,2,3,TEAM!!
※長文、大変失礼しました。