こんないじめは、絶対に許されてはいけないと思います!
- 公開日
- 2016/11/19
- 更新日
- 2016/11/19
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福島原発事故で福島県から横浜市に自主避難した中学1年の男子生徒が、転入先の市立小学校でいじめを受けていたニュースはご存知だと思います。
なんと、小学2年生の時から小学5年生時まで友達に言われ続け、その思いをノート3ページにわたって思いを書き留めていたのです。
「(原発事故の)賠償金をもらっているだろう」などと言い掛かりをつけられて信じられない金銭を要求されていたこと、
「ばい菌」と呼ばれ「放射能の影響ではないか」と不安になった事が記されていました。これが小学校での出来事です・・・。
この生徒は、「いままで何回も死のうと思った。でも、震災でいっぱい死んだからつらいけどぼくはいきるときめた」などとも書いてあったそうです。
私は、このニュースを知って、ショックを受けました。ただでさえ、多くの命を失った震災。それなのに、さらに、人の心を打ちのめすいじめがあったのかと・・・
皆さんは、この事件をどう思われますか。故郷(ふるさと)追われて、誰も知らない土地にきて、こんなこと言われ、さらに悲しむ結果に・・・。
故郷を捨てる悲しみわかりますか?「ばい菌」と言われた人の気持ちわかりますか?これが事実なら許し難い事実だと思います。事実をきちんと明白にして、二度とないようにしてほしいと思います。絶対に!
本校では、来週24日(木)に東日本大震災で被災をされた菊地訓子さん(当時、宮城県名取市立閖上中学校PTA会長)を迎え、講演会を予定しています。震災を通して、地域防災のあり方について学んでいきたいと思います。そして、人と人がつながることの大切さを感じたいと思っています。今から、とても楽しみにしています。