学校保健安全委員会 講演会「いのちをつなげるために 〜東日本大震災から学んだこと〜」
- 公開日
- 2016/11/24
- 更新日
- 2016/11/24
コミュニティースクール
学校保健安全委員会では、東日本大震災の語り部 菊地訓子さんにご講演をいただきました。
地域住民の立場や当時PTA会長の立場から震災の様子を具体的にお話しいただきました。そして、私たちに、今、何をすべきかをお示しいただきました。
<抜粋>
宮城県名取市閖上地区で特に被害を大きくした原因は次のことです。
1 地震と共に防災無線が全く機能しなかったこと、
2 堤防があるという安全神話が返って避難を遅らせたこと、
3 地震発生後津波発生までに1時間ほどあり、家に戻った方が命を落とされたことなど
□ 先人からの教えを大切にして欲しい。
・石碑から、史実が伝わる。
□ 家族での避難行動について話をしてほしい。
□ 地域の土地の様子を知ってほしい。
・地名が土地の様子を伝える。
□ 安全神話に頼らないで欲しい。
・絶対安全はあり得ない。
□ 避難訓練を大切にして欲しい。
・筋書きのない避難訓練をして欲しい。
最後に、震災時におけるご自身のご家族の行動を話してくださいました。「失った命はたくさんありますが、いま、手を取り合って、支え合って行こう」とする気持ちを子供達から教えてもらったことを何度も話して見えました。
生徒会長 橘君から、「この地域に必ず起こるだろう地震に備えて、地域と共にできることを見つけたい」というお礼の言葉で会を終えることができました。
講師の菊地先生、本日は貴重なご講演ありがとうございました。