「学んだことをよく考え、実行して、はじめて学びとなる」 【朝礼】
- 公開日
- 2017/05/08
- 更新日
- 2017/05/08
校長メッセージ
【校長講話】
おはようございます。さわやかな新緑の季節となりました。街角に咲いてるハナミズキやツツジの花々に心をいやされます。とてもいい季節です。
さて、今日から1年生は仮入部となり、部活動が本格的にスタートしていきます。はじめは、楽しさと合わせて、慣れない大変さもありますが、どうか頑張ってください。
さて、この言葉の意味が分かりますか?
「学思行相まって良となす(がくしこうあい、まって、りょう、となす)」という言葉です。
「学んだ事を、よく考え、そして実行して、はじめて学んだと言う。学問をするということは、知識を得るためだけのものではなく、学んだことを生活に生かして、よりよくしていく」という意味の言葉です。江戸時代の愛知県の偉人 細井平洲先生が作られた言葉です。
学ぶことは大切ですが、それを自分で考えることは、もっと大切。学んで考えても、何もしなければ、学ばなかったことと大差はありません。学んで、よく考えて、それを実行することによって、本当の意味で「学んだ」ことになるのです。
平洲先生は今の東海市で生まれ、幼いころからいっしょうけんめい勉強して、江戸(今の東京)へ出て塾(じゅく)を開いて学問を教えました。平洲先生から学問を教えてもらった人々(吉田松陰や西郷隆盛)は、その後いろいろな場所で活躍(かつやく)したそうです。
今週から、いよいよ始まる部活動。自分のものとなるように最後まで「学んで、考えてそして、自分の行いとなるように」とり組んで欲しいと思います。自分のものになるためには努力や我慢も必要ですよ。
期待しています。