全国学力・学習状況調査の結果 〜教科に関する調査〜
- 公開日
- 2018/11/03
- 更新日
- 2018/11/03
全校生徒
◇ 教科に関する調査結果
□ 国語科
全体の平均正答率は、全国平均を知識問題で1.9%、活用問題で3.1%上回り、ほぼ全国平均並であるといえます。
文脈に即して漢字を書く問題は全国平均と比べて正答率が高い傾向(全国平均正答率との差7.4〜1.2%)があります。また、古典に関する基礎・基本(現代語訳との対応現代仮名遣い)や書写に関して行書の基礎的な書き方を理解して書くことが身に付いています。
全体と部分との関係に注意して相手の反応を踏まえながら話す場面の展開や登場人物の描写に注意して読み、内容を理解することがよく身に付いています。
課題としては、場面の登場人物の描写を注意して読み、内容を理解することが-8.3%、文章の展開に即して情報を整理し内容を捉えることが-6.6%と全国平均を大きく下回っています。
今後は文章を深く読み込み、内容を正確に理解できるように指導に力を入れていきたいと考えます。
□ 数学科
全体の正答率は、全国平均を知識問題で8.2%、活用問題で7.8%上回り、全国平均より高い結果となりました。
とりわけ、数量の大小関係を不等式に表すこと、絶対値の意味は全国平均を大きく上回りました。(全国平均+23.7%・+18.3%)与えられた情報から必要な情報を選択し、的確に処理することや、事柄が成り立つ理由を、構想を立てて説明することがよく身に付いています。(全国平均+14.6%・+14.4%)
グラフから必要な情報を読み取り、事象を数学的に解釈する内容では、全国正答率を下回っています。(全国平均-1.8%)また、事象を数学的に解釈し、問題解決の方法を数学的に説明することや、計算方法を解釈し、数学的な表現を用いて説明する力は全国平均と同様に低い水準にあり、これからの課題と考えられます。
□ 理科
全体の正答率は、全国平均を2.5%上回り、全国平均より若干高い結果となりました。
実験の結果を示した表から電流の値を読み取ったり、オームの法則を使って、抵抗の値を求めたりする力が身に付いています(全国平均+7.5%・+15%)。シミュレーションの結果について考察した内容を検討して改善し、台風の進路を決める条件を指摘する問題では全国の平均正答率を上回りました。(全国平均+7.6%)
1つの要因を変えたときに、他にも変わる可能性のある要因を記述する問題や、アルミニウムの原子記号を選ぶ問題、太平洋高気圧(小笠原気団)の特徴を選ぶ問題で全国平均正答率を下回り、課題となりました。(全国平均-7.2%・-6.4%・-5.5%)
問題によって正答率に大きな開きがあることから、苦手な分野を克服していくような指導に心がけていきます。