学校日記

◆江戸仕草から…

公開日
2013/12/17
更新日
2013/12/17

校長室から

 三つ心、六つ躾、九つ言葉、十二文、十五理で末決まる。江戸時代の丁稚の子どもを優秀な商人に育てるためのマニュアルを表した言葉です。三つ子の魂百までもと言われるように、三歳までに愛情深く子どもに接し、人に対する信頼感を植え付け心の大切さを教える。六歳までに躾をしなさい。挨拶、席を譲る、お礼を言う。しっかり教え込み実践させる。九歳までに,どんな人にも失礼にならない挨拶や他人への口の利き方を教える。挨拶はできるのが当たり前、お体は大丈夫ですか?など相手を気遣うことができ、人間関係を円滑にするような言葉の使い方を教える。九歳は小学校3年生です。一二歳までに文字を自由にあやつり,中身が伝えられる文章を書けるように、親に何があっても一家の主の代わりに手紙を書けるようにしておく。一二歳は6年生。心、躾、言葉、文、理という順番が大切で、基礎となるのはやはり心…きちんとした心を育ててから躾をし、世界を広げ、相手を思うことの大切さを知り、大人になる頃にはきちんとしたことが当たり前にできる。時代は変わっても、忘れてはならないことだと感じます。2学期の終業式が近づいていますが、古北の子どもたちにも伝えたいことです…