八重桜
- 公開日
- 2014/04/17
- 更新日
- 2014/04/17
校長室から
この辺りの今年の桜(ソメイヨシノ)は、あっという間に咲いて、あっという間に散ってしまった感がありますが、新聞やニュースでは、桜前線が北上するにつれ、今もなお、桜が映える美しい景色を紹介しています。
また、品種によっては、今が見頃のものもあり、日本の春は、様々な桜によって、彩られています。
本校の敷地にも、多くの桜が連なっています。今は、すべて散ってしまい、掃除の時間になると、子供達が竹ぼうきで、色あせた花びらや花の軸を集め、きれいにしていますが、数が多い分、ちょっと大変な時期でもあります(笑)。
そんな中、南門(正門)の横にある黄色い雲梯(うんてい)の裏に、満開になろうとしている八重(やえ)桜があります。
ソメイヨシノより、1〜2週間遅れて咲くこの桜は、花びらが何枚も重なり、「八重咲き」のように見えることから、このように呼ばれます。
一つ一つの花がふんわりとしてボリュームがあることから、見応えがあります。
ちなみに、「“八重桜”と“呼ばれます”」というのは、「八重桜」という名前自体は品種名ではなく、その総称です。八重桜の中にも、いくつかの品種があります。
ところで、「八重(やえ)る」という言葉を聞いたことはありませんか。
「重なる」あるいは、「被(かぶ)る」ときに、そう言うことがありますが、実は方言で、しかも「名古屋弁」なのです。
「やえるとかんで、言ってちょ」とは、
「重なるといけないので、言ってくださいよ」となります。
なんだかおもしろいですね。