勉学スタイルの違い
- 公開日
- 2014/04/29
- 更新日
- 2014/04/29
校長室から
昨年度の「全国学力学習状況調査」でグラフのような結果(公立小学校6年)が出ています。
いわゆる「学力トップ」で知られる秋田県と、私たちの住む愛知県と、首都がある東京都の違いです。
秋田県は、通塾率が高くなく、学校の授業の復習をしている児童が多いということでした。しかし、このグラフには表示されていませんが、平均勉強時間が長いかというとそうではなく、全国平均以下だというのです。逆に、家族とのコミュニケーションや、地域活動への参加の時間が多いという結果が出ています。
生活全般に渡り、優勢な値が見られ、「共立総合研究所」(大垣共立銀行グループ)の「いい子どもが育つ」都道府県ランキングによると、総合トップをとっているのが「秋田県」なのです。
愛知県は東京都寄りの結果となっています。しかし、名古屋のような都心部もあれば、そうではない地域もあり、一概に比較はできません。むしろ、本校校区は、「秋田県寄り」の地域なような気もします。
大切なのは、学ぶ、遊ぶ、食べる、寝る、コミュニケーションをとる、といったことが、どれだけ、バランスよく成り立っているか。さらに言うなら、それらについて、大人が細かく言うのではなく、子ども達が自らの意志で、どれだけ行動することができているか、だと思います。
「バランスのよい生活」。心がけたい(心がけさせたい)ものです。