学校日記

避難訓練コンサート

公開日
2014/05/12
更新日
2014/05/12

校長室から

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昨日は、江南市民文化会館大ホールで行われた「避難訓練コンサート」に行ってきました。

コンサート開催中に、地震が発生し、聴きに来ていた参加者が全員、会場外に避難するという避難訓練が盛り込まれた「コンサート」です。

コンサートは、全国的にも素晴らしい演奏力で定評のある「愛知県警察音楽隊」が幅広いジャンルの曲を奏で、警察音楽隊女性隊員の「フレッシュ・アイリス」のキレのある素晴らしいパフォーマンスと合わせての演奏でした。

避難訓練は、演奏が始まりしばらくすると、「緊急地震速報」が館内に流れました。観客は、座っていた折りたたみ式のシートをたたみ、頭を手で覆うようにして床面にかがみます。小さい子を連れた保護者は、その子に覆い被さるようにしてかがみます。館の破損箇所が確認できるまでホール内に待機するよう放送が流れた後、館の南にあるガラス壁面の破損が発見されたため、東側の非常口から館外へ避難をするように指示が出ました。シートの列ごとにホール出口も細かく指示がなされ、約1,000人の観客が慌てず整然と避難をします。演奏していた警察音楽隊もすぐに各箇所に分かれて、観客を誘導していました。

もし、実際に起きた場合、少し時間はかかりますが、余震がなければ、安全にスムーズに避難ができると感じました。

逆に気になったのは、指示が全て終わる前に動き出す人がいたり、外への避難後、拡声器による指示や行動に対する高評があったのですが、聞き取りにくかったりしたということ。もし、本当の地震だった場合、やや不安の残るものでした。

印象的だったのは、警察音楽隊が、すぐさま楽譜が入ったファイルを広げて頭を覆ったのと、フレッシュ・アイリスもポンポンを頭上にかざして、舞台を降りていったことです。
3.11の東京ディズニーランドでも、商品のぬいぐるみで頭を覆うよう指示を出していたキャストがいましたが、外壁や天井版、照明などがどこから落ちてくるか分からないことを考えると大切な行動の一つです。

もし、学校の体育館で全校集会を行っているときに、地震が起きたらどうなるかを考えることができました。やはり「百聞は一“験”にしかず」です。

避難訓練の後は、すばらしい演奏とパフォーマンスを見ることができ、一石二鳥の会でした。有意義な時間となりました。