あいとーく
- 公開日
- 2014/05/13
- 更新日
- 2014/05/13
校長室から
5月11日(日)付の中日新聞の1頁のトップ記事に「まばたき感知 無料アプリ」の見出しがありました。
リード文は以下の通りです。(記事より引用)
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愛知工業大情報科学部(愛知県豊田市)の鳥居一平准教授(メディア情報専攻)が、重度の障害などにより言葉や身ぶりで思いを伝えられない人向けに、目のまばたきを感知してコミュニケーションを支援するアプリ「あいとーく」を開発した。従来の意思伝達装置は高額なものが多いが、アプリはタブレット端末「iPad(アイパッド)」で使用でき、一般に無料で提供している。
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実際に、自分のipadに、アプリをインストールして使用してみました。
すると、本当に目の動き(まばたき)だけで、文字の入力ができ、音声に変換できるのです。慣れてくると、比較的にスムーズに入力することができました。
本格的な装置では数十万から百万円以上かかると言われるものを、簡易版とは言うものの、無料で提供されているので驚きました。そして、生徒(大学生)と共に開発を進めたというのですから、さらに驚きです。
ちょうど1月からのクールで、俳優の三浦春馬さんが演じるALS(筋萎縮性側索硬化症)の患者さんを題材にしたテレビドラマがありました。まぶたの筋肉を動かして文字を選んで声を出すパソコンの発声装置を使用してコミュニケーションをとるのですが、私たちが考えている以上に、大変な病気であることを知りました。
こうしてハイテクが、人に優しく、世の中のバリアフリーにつながるものに活用され、広く普及することを願っています。また、そんな「開発者になってみよう!」という古北っ子の登場を待っています(笑)!