グループによる学び合いは「4人」で
- 公開日
- 2014/05/20
- 更新日
- 2014/05/20
校長室から
学びを深めるために「グループ」にすることは、昔からありました。
しかし、そのグループは「6人」であることが多く、「生活班」がベースとなっていたり、話し合いにしては人数が多かったりし、「学び合いに向いている」とは言えないものでした。
現在、本校で行う「グループによる学び」は、以下のようにしています。
1 人数は4人
2 男女混合
3 各班に「リーダー格の子」がいなくてもよしとする
「1」の人数は、6人前後の人数では、「多い」ということです。
どうしてもグループ活動に参加できず「ボーッとしているお客さん」が生じてしまいます。よって、どの子も参加できる「4人」となります。
「2」は、「男子だけ」「女子だけ」にすると、「おしゃべり」がメインになってしまい、学び合いができなくなってしまうため、混合とします。
「3」は、多様な考えを学ばせる目的があることから、グループ構成は、単純に近くで席を並べるメンバーで構成すればよく、司会進行も誰もが経験すればいいのです。また、模範解答もグループ活動の時点では必要がなく、「教え合う」のが目的ではないことが多く、まずは多様な考えを「聴き合う」ためだからです。
このような目的で、4人グループによる学び合いを実践します。
「学力」と「コミュニケーション力」の双方がバランスよく付けられるのも、このスタイルの特徴です。
課題や内容によって、こういう場面を取り入れながら授業を進めています。