学校日記

生涯スポーツ

公開日
2014/06/02
更新日
2014/06/02

校長室から

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昨日は午後から、一宮総合運動場にて行われている「愛知陸上競技選手権大会尾張予選会」を見に行きました。
中学生から一般の方まで出場している大会は、「より速く、高く、遠く」記録を目指す姿に、好記録が出ると、自分が達成したわけでもないのに、喜んだりしていました。

高校生の娘が出場しているため、スタンドから応援しようと観覧席に座ると、すぐ近くに「ぬまちゃんず」のメンバーがいました。
「ぬまちゃんず」とは、現宮田中学校長の飯沼先生が、古知野中・宮田中で陸上部の顧問をしてみえたときの部員が、社会人になってからクラブチームを立ち上げ、大人になった今も、陸上大会や駅伝大会などに参加しているチームです。お世話になった「飯沼先生」の名前の「沼」の字を用いて「ぬまちゃんず」というチーム名になっています。

教師冥利に尽きる(飯沼先生が尽きているだろう)のは、中学校で出会った「陸上」というスポーツが、今もなお、楽しく、そして時にはストイックになりながら記録をめざして続けられているということ。

世の中では、自由時間の増大、健康・体力づくりへの国民の関心の高まりなどを背景にスポーツ需要が増大しています。文部科学省は、「誰もがいつでもどこでもスポーツに親しむことができる『生涯スポーツ社会』を実現するための環境整備」を進めようとしています。まさに、「ぬまちゃんず」は、そんな状況に当てはまる「生涯スポーツ」となっています。

私は、バスケットボールの顧問を17年間していましたが、同様に、卒業してからも続けていることを聞くとうれしく思います。特に、レギュラーではなかった子が続けていることを聞くと、倍のうれしさがあります。逆にレギュラーの子が続けるのをやめたということを聞くと、色々と考えさせられたものです。「スポーツのもつ楽しさ」を教えることは本当に大切なことだと、改めて思います。

「ぬまちゃんず」のブログには「江南市最速のアスリートたち」と堂々の見出しがあります。私が担任したり、授業を教えたりしたメンバーもいるため、各大会での動きは今後も気になりそうです。

そして、古北っ子の中からも、将来、第2のぬまちゃんずが登場するようなことを期待したいところです。