学校日記

サッカー日本代表遠藤保仁選手

公開日
2014/06/09
更新日
2014/06/09

校長室から

昨夜のテレビ番組「情熱大陸」で取り上げられていたのは、ブラジルW杯サッカー日本代表の遠藤保仁選手。
サッカー日本代表として、国際Aマッチ143歳の出場を誇り、今回の日本代表選手の中で最年長です。
マイペースな遠藤選手と言われますが、1月下旬に放送されたNHKの「プロフェッショナル」とあわせて思うのは、やはり第一線で活躍しているだけあって、「芯がしっかりしている」ということ。

「自分は天才ではない。努力しなくてもいい人が天才。」と言い切る遠藤選手は、練習後も個人でローパワートレーニングを行ったり、メニューの合間も体幹トレーニングをしたりと、努力を怠らない人です。
また、印象に残っている「プロフェッショナル」の映像で、インサイドキックで蹴ったボールを、25m先に置いたボールに、何度もぶつけるというものがありました。基本に忠実なプレーを身につけるための努力も欠かさない練習を行ってきているのです。
「代表で最も足が遅い」と言うものの、周囲は、「だから、考えるサッカーをしている」と評価します。

ピッチに立てば、逆に感情を表に出さず、ケガをしようともその痛みを表さず、途中から試合に出場しても、与えられた仕事をこなすために全力でプレーする姿は、やはりプロだなと思いました。

「『後輩に道を譲る』というのは間違っている。先輩が譲るものではなく、後輩がもっていくものだ」との言葉には、平均選手寿命が26歳という、厳しいプロサッカー界で、34歳まで代表入りをしているという自負も覗けたように思います。

「極める」といことは、並大抵のことではないですが、やはり遠藤選手も地道な努力をしてきたことは間違いありませんでした。「ABCを大切に」している一人に思いました。

余談ですが、現在、サッカーW杯を目前にし、代表選手を取り上げるテレビ番組がたくさんあります。今晩も先週に引き続き「プロフェッショナル」で本田選手が取り上げられます。また同じくNHK「アスリートの魂」では、先日内田選手がとりあげられ、次回は柿谷選手が取り上げられます。様々な選手の「人となり」が分かり、番組を見ておくと、サッカーブラジルW杯も倍に楽しめ、より応援に力が入りそうです。